ぽんたったいむ。

ポケモンのローテーションバトルをしている人のブログ。

【TRPG】永い後日談のネクロニカ ~リプレイ~ 「Full House」 Part7

 →Part6 

◆第1話

マザーズ・トレイン編① 

 

NC:最初はドール達が目覚めるシーンから。君達はまるで眠っていたかのような、そんな暗い意識の中から段々と自分の意識を取り戻していく。

イヴ:むにゃむにゃ~。

カタナ:意地でも起きないぞ。

シルヴィア:起きろよw

NC:そして君達は「カタンコトン…カタンコトン…」という規則的な心地よい揺れと共に目を覚ます。(ダイスを振って)シルヴィアから目覚めてみようか。

シルヴィア:じゃあ目を擦りながら起きる。

クオン:寝起き悪そうw

シルヴィア:「んぁ…どこだここ…?」列車の中?

NC:列車というより電車かな。シルヴィアは車内の席にもたれてぐっすりと眠っていたみたいだ。他のドール達も同じように眠っているよ。そして傍らには日本刀や銃器などの武器が置かれている。

イヴ:電車の中から冒険が始まるわけですな。

カタナ:電車って逃げ場なさそう。

シルヴィア:怖いこと言うなよ…。とりあえず隣で寝ているイヴを起こそうかな。「おーい」肩をゆさゆさ。

イヴ:「ううぅ…。」ゆっくりと目を開けて起きる。おはようございます。

シルヴィア:「起きたか?…ってその格好どうした!?」

クオン:早速ツッコんだw

イヴ:「はぁ!?私だって好きでこんな格好してるんじゃないわよ!!」もうほっといてくださいw

クオン:このタイミングで起きよう。「あれ?ここはどこ?」キョロキョロした後にシルヴィアとイヴを捉えて「お姉さん達誰?ってその格好どうしたの!?」

イヴ:またかよw

カタナ:そしてまだ寝ているカタナ。

シルヴィア:もうコイツは強引に起こすw 「ほら起きろって!自分の名前覚えてるか?」

カタナ:目覚めたばかりで頭が回らないが、立てかけてあった日本刀を手に取り「…カタナ。」と呟く。本当は名前すら覚えてないけど。

イヴ:「あら、変わった名前ね。私はイヴよ。名前以外のことは…よく覚えてないわ」

シルヴィア:「あたしはシルヴィアだ。あたしも名前以外はよく覚えてない。」

クオン:同じく。こんな感じで姉妹同士の自己紹介は一通り終わったということで。

NC:了解。君達が辺りを見渡すと、車内は蛍光灯がぼんやりと光っていて薄暗い。が、車外は真っ暗で窓からは何も見えない。

クオン:ほうほう。トンネルの中なのかな。

NC:電車は進んでいるらしく、君達がいるのはどうやら電車の最後尾のようだ。

クオン:あ、車内探索の前に対話判定したい!

NC:どうぞどうぞ。言い忘れてたけどネクロニカでは10面ダイスを1個使ってすべての判定を行う。判定は出目6以上で成功だよ。

シルヴィア:成功率5割か~。

カタナ:真剣出目勝負。

イヴ:えい!

 

この対話判定ではシルヴィアだけが成功し、イヴへの狂気点が減少。クオンは出目1で大失敗となりイヴへの未練が『恋心』に変更。

 

イヴ:いきなりクオンに好かれてしまったw

クオン:まさかいきなり大失敗するとは…。

カタナ:ともあれ車内を探索していこう。

イヴ:車両の最後尾ってことは車掌室があるはずだよね?そこから行ってみる?

クオン:可能性は低いと思うけど車掌さんがいるかも知れないし賛成。

NC:では車掌室へ続くドアに手をかけるが鍵がかかっていて開きません。

イヴ:何度かガチャガチャしてから「困ったわね。誰か鍵を壊せる子いない?」

クオン:「任せて。」座席の横に立てかけてあるショットガンを手に取って静かに構える。クオンには銃を扱った記憶なんてないけど何故か体がそれを覚えている。

カタナ:ぶっ壊せぶっ壊せ!


普通に開錠するのではなく、鍵そのものを壊そうとする一同。こういう人達です。。


NC:(半笑い)鍵を壊せるかの行動判定をどうぞ。

クオン:…出目6でギリギリ成功!

NC:ギリギリだねw クオンがドアにショットガンを撃つとドアには無数の穴が空き、立て付けもかなり悪くなったみたいだ。

カタナ:「開いたー!」そのままドアを蹴破って中に入ろう。

イヴ:え?カタナってそんなキャラなの?w 厳しく躾けられたんじゃないの?w

カタナ:それは生前の話よ。今はもうアンデッドだから本来の性格で行動していくつもり。お転婆で元気な子。

シルヴィア:まぁ元気いっぱいな子はムードメーカーになるしいいかw

カタナ:そういうことだからよろしく。で、車掌室の様子は?

NC:皆がイメージするような車掌室と変わらないよ。ただ、電車は走行中なのにここの計器類は全く動いていない。電源が入っていないと言っていいね。

イヴ:じゃあなんで電車走ってるの!?こわっw

シルヴィア:「動いてないのかこれ?」T字型のレバーを動かしてみる。

NC:シルヴィアがレバーをガチャガチャ動かすとボキッという音と共に折れてしまう。だが電車の走行に変化はない。

イヴ:「ここには何もないみたいね。」車掌室から出て自分のトランクをいじってる。

クオン:もうちょっと調べたいな。窓の外が真っ暗っていうのが気になるんだよね。

カタナ:確かに。電車の中にいるってだけでここがどこなのかわからないしな。

クオン:車掌室の窓を対物ライフルに付いている『スコープ』を使って見る。

NC:それならダイス2個で判定どうぞ。

クオン:…出目5と6で成功。『スコープ』使って良かった。

NC:成功したね?クオンがスコープで窓を見ても何も見えない。

クオン:行動判定に成功したのに何も見えない?

NC:そう。そこでクオンは気付く。何も見えないのはおかしいと。だって真っ暗でも線路や電車が進んでいる様子がなんとなく見えてもいいはずだ。…修正+2でもう一度判定してみて。

シルヴィア:嫌な予感w

イヴ:面白くなってきたw

クオン:…出目9だから+2して11。大成功。…大成功なのに何故か嬉しくない。

NC:大成功か~。ではクオンは気付いてしまった。この電車はトンネルを走っているわけでも灯りのない夜道を走っているわけでもなく、電車全体を蟲が覆っているということに!

カタナ:やったぜ!ww

イヴ:やばいこれめっちゃ気持ち悪いw

NC:というわけでクオンは狂気判定どうぞ~(笑顔)

クオン:狂気判定来ると思った!w


この狂気判定にクオンは失敗し、イヴへの未練に狂気点が蓄積する。


クオン:いきなり狂気点追加は痛い。暗闇の正体に気付くと「ひっ」っと小さな悲鳴を上げて後ろにすっ転ぶ。

シルヴィア:「おいおい。いきなりどうした?」

クオン:「む、虫…。」青ざめた顔で窓を指差す。

イヴ:クオンがすっ転んだ音で駆けつける。「今の何の音!?」

カタナ:「???」不思議そうにクオンが指差した先を見ている。

NC:じゃ、残った3人も狂気判定しよっか(笑顔)

一同:ですよねーw


この狂気判定に全員が成功。


カタナ:「これ虫だったんだー!」

シルヴィア:動揺をぐっと堪えて平静を装う。「…虫か。」

NC:ちなみに窓の外にいるのは羽虫や芋虫、足が沢山ある虫とかね。それがびっしりと。

イヴ:うへぇ。とりあえずクオンを落ち着かせよう。クオンの体を起こしながら「落ち着いて。大丈夫よ。何が大丈夫かわからないけど大丈夫。」

カタナ:全く根拠がないww

クオン:ロールプレイ下手かよww

イヴ:「何があっても私があなたを守るから。だから安心して。ね?」優しくクオンの頭を撫でる。クオンに対して『保護』の未練だしね。

クオン:この一連の流れでイヴに『恋心』が芽生えたといことで。あとそろそろ対話判定お願いします。


この対話判定にクオンは成功し、イヴへの狂気点が減少する。


クオン:「ありがとう。」イヴに支えられながら起き上がる。

NC:さて問題です。君達は電車の最後尾の車両にいます。ではこの車両の電車の進行方向には何があるでしょう?

シルヴィア:隣の車両へのドア?

カタナ:「あっちには何があるんだろう~♪」そっちに駆けていく。

クオン:なんか段々とカタナがアホの子にw

イヴ:「あ、ちょっと待ちなさいよ!」カタナを追いかける。

シルヴィア:「はぁ。全く。」仕方ないといった感じでついて行く。

カタナ:早速ドアに手をかける。

NC:ドアはカラカラ~っとスライドして開くよ。…丁度いいからここでシーンを切ろうか。

 

 

Part8 マザーズ・トレイン編② に続く

 

 

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