【TRPG】永い後日談のネクロニカ ~リプレイ~ 「Full House」 Part9
◆第1話
マザーズ・トレイン編③
NC:次の車両は洋風だよ。赤い絨毯が敷かれていて、車両の中央にはテーブルとそれを囲うように4つの椅子が置いてある。
カタナ:この車両にナンバープレートは?
NC:あるね。ドア上のナンバープレートには『18号車』と書かれている。
クオン:このナンバープレートに何の意味があるのかよくわからないなぁ。
イヴ:あ、この電車って多分ネクロマンサーが用意したものだよね?
クオン:ドール達がこの電車で目覚めた以上、それは間違いないかと。
シルヴィア:なるほど。元々あった普通の電車をネクロマンサーがいじった、ってわけか。1号車と6号車、6号車と18号車を繋げたんだ。
イヴ:そうそう。どうしてそんなことしたのかは謎だけどね。
カタナ:思わぬトラップがあるかもな。ところでさっきの影絵の女の子は?
NC:君達がキョロキョロしても見当たらない。もう次の車両に行っちゃったのかもね。
クオン:はっやw こちらはまだ何も調べてないのにw
イヴ:早速調べていこう。「車内にテーブル?」テーブルには何か置いてあったりするのかな。
NC:テーブルには4人分のスープとスプーンが置いてある。見た感じは湯気も立ってるし出来立てっぽい。
イヴ:全く人の気配がないのに出来立てとかやめてよー。
カタナ:影絵の女の子が作ってくれたんじゃね?w
一同:www
クオン:想像したら和んだw
シルヴィア:これはもうスープ飲むしかないでしょw
イヴ:「せっかくだし頂きましょうよ。」そっとイスを引く。
クオン:えっ!?飲むの!?「やめた方がいいと思う。流石にそれは無用心…。」
シルヴィア:(急に真面目)何が入ってるかわからないよな。「誰もいないのにスープだけあるなんて不自然だろ。毒でも入ってんじゃねーのか?」
カタナ:「ズルズルズル…」
シルヴィア:「あ?」
カタナ:「ズルズルズル…」もう飲んでますw
一同:自由すぎるww
シルヴィア:『飲んでますw』じゃねーよw
イヴ:ともあれ、カタナが毒見してくれたから皆で遠慮なく飲める。
クオン:まあね。そろそろ対話判定したいし、食事しながら会話しよう。
イヴ:「いただきます。」スープを一口。
NC:するとイヴはスープを飲んだ瞬間、微かに記憶が蘇る。
イヴ:お?
NC:前にも数人でテーブルを囲って談笑しながらこのスープを飲んだことがある。誰と一緒に食事をしていたのかはわからないが、確かにこのスープを飲んだ。そんな記憶だ。なのでイヴに記憶のかけら『料理』をあげよう。
イヴ:ふむふむ。「(あら、この味どこかで…。どこだったかしら?)」
シルヴィア:「おいおい。そんなしかめっ面するなよ。口に合わなかったのか?」
イヴ:「いえ、なんでもないわ。ごめんなさい。」誰と食事してたんだろう。
クオン:イヴの異変に気付いて心配そうに見る。
カタナ:「こんなにおいしいのにね!」おかわりください。
シルヴィア:「ああもう!口の周りがベチャベチャじゃねーか!」ナプキンで拭いてあげよう。
カタナ:「あうっ」
イヴ:意外と面倒見いいなw
クオン:ところでNC、この部屋はテーブルの他には何かあるの?
NC:君達が調べたくなるような物は特にないよ。
クオン:ならスープを飲み終わったら次の車両に行こう。
イヴ:記憶のかけらが貰えたし、変なトラップもないし、個人的には良い車両だったよw
シーンを切った後、NCに言われてここが食堂車だったと知りましたw